>>869
だから、政府というか社会として、どこまで担保してあげられるのか
どこまでなら担保できるのか、どこまでなら担保すべきなのか
というのも重要な問題。
(もちろんサンデルはその点についても哲学的に考察してますけど、
とりあえず、ここの人にその辺の「正しさ」はいらないだろう?)

まあ、前にあったけど、国が内戦で分裂しちゃってる、なんて状態じゃ
そもそも努力なんてできっこない。
親がない、親が動けなくなってしまった、とか、そういう状況でも
努力そのものが困難。
だから、それはできる限り、社会で取り除いていかなくてはいけない、
なぜなら、それでは民主主義制の前提となる全ての人の政治参加が
できないから、というのが元記事のサンデルの主張かな。
で、通常、ここまではリベラルとコミュニタリアン(サンデルが筆頭)の
主張に食い違いはない。
ここから、どこまで社会が面倒を見ていくべきか、っていうとこで、
リベラルとコミュニタリアニズムで意見が分かれていく。
本当に最も困窮している層だけを助けるべきだ、ってのがリベラルで
もっと積極的にやっていかなくてはいけないってのがコミュニタリアン
かな。