事件の捜査資料などを自宅に持ち帰って隠していたなどとして、千葉県警は、49歳の男性巡査部長を停職の懲戒処分としました。

 停職3か月の懲戒処分となったのは、我孫子警察署の49歳の男性巡査部長です。

 県警によりますと、巡査部長は1991年から去年3月までの30年間に扱った事件の捜査書類や証拠品など6251点を自宅などに持ち帰っていたということです。

 県警はこのうち、捜査に支障があった5つの窃盗事件について、16日までに被害者や関係者に謝罪しました。

 また県警は捜査に支障がなかった詐欺など2つの事件について、公用文書毀棄の疑いなどで巡査部長を書類送検しました。

 巡査部長は「整理整頓が苦手で段ボールにため込んでしまった」と話していて、16日付けで依願退職したということです。

 県警の川口光浩首席監察官は、「深くおわび申し上げます。捜査書類などの管理徹底について指導・教養を行い、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。

2021年4月17日 チバテレビ
https://news.yahoo.co.jp/articles/18b188736038f3e0afae68e9fde861204ccf41ca