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2021年4月17日、環球網は、「西側の政治体制が形成した現実的な7つの罪」と題した、胡錫進(フー・シージン)環球時報編集長の評論記事を掲載した。

胡氏はまず「西側の政治体制はますます硬直化、非効率化、没落しており、システマティックで大規模な改革を進めなければならない」とした上で、現在の西側政治体制が生んだ問題点を7つの「罪」として提起した。

まず1つ目は「西側が発展する上での内的な動力源が弱まり続けている」とし、資本によって利益をむさぼろうという本性が国の資源を万民に分配することを阻害して貧富の差が拡大していると伝え、社会も目標を失ってしまっているとした。

2つ目は「西側式の民主主義が政治的な秩序を失い、各種勢力同士の際限のない対抗を生み、社会の分裂を引き起こした」とし、古くなったインフラの改修をはじめとするさまざまな問題が、各勢力の対抗、闘争によって遅々として進んでいないと主張した。

3つ目は「西側の体制が往々にして過激主義、絶対主義を受け入れ、責任の押し付け合いを奨励している」とし、「新型コロナに米国が非科学的かつ非常識で過激な感情により中国に責任をなすり付けていること」を例として挙げている。

さらに、「度重なる改革の失敗により、改革を恐れて動きが鈍くなっている」「傲慢で自省の精神に乏しく、学びの精神がすでに枯渇している」「特に米国を中心として、国際法や国際的なルール、さらには道徳を無視し、野蛮になっている」「表面的には言論の自由があるように見せているが、さまざまな形式により市民を抑圧し、発言権などの権利を市民から奪っている」という5つの点に言及した。

そして最後に「西側諸国は改革を進め、その体制を資本中心から人民中心へと転換しなければならない」と結んでいる。(翻訳・編集/川尻)