すでに12歳以下の子供へのワクチンの治験も始まり、学校も再開されるなど、コロナ禍前の日常に戻ろうとする大きな力を感じますが、一方で住民のおよそ半数がワクチン接種済みのミシガン州で変異ウイルスによる感染爆発も深刻化しています。同州ではコロナの感染拡大が始まった昨年3月以降で最も深刻な状況に陥っており、医療体制が崩壊寸前だった1年前よりも状況が悪くなっているといいます。ここLAでもワクチン接種が完了した12人がコロナに感染したことが報告されており、経済活動の再開が進む一方でワクチンの効果持続は未知数であるとの声も上がっています。一方で感染したとしても症状は軽く、重症化するリスクは低いとされており、ミシガン州でも重症患者の多くがワクチン接種をしていない低年齢者であるとも言われています。元の生活に戻りつつある中で在宅勤務から会社勤務に戻り、外食や旅行、娯楽を楽しむ人が増える中、まだしばらくは気を抜かずに感染予防を続けることが重要となっています。(米ロサンゼルスから千歳香奈子。ニッカンスポーツ・コム「ラララ西海岸」)
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