日本経済新聞(2021年4月20日 14:35)
https://www.nikkei.com/article/DGXZASFL20HEW_Q1A420C2000000/

日本フランチャイズチェーン協会(東京・港)が20日発表した3月のコンビニエンスストアの既存店売上高(速報値)は、前年同月比1.9%増の8617億円だった。増加は13カ月ぶり。4都県で新型コロナウイルス感染対策の緊急事態宣言が延長され、外出自粛や在宅勤務で来店客数が減少したものの、生鮮食品や酒類などの販売が好調だったほか、前年は品薄だったマスクの販売も伸びた。

3月の既存店の来客数は3.5%減と、13カ月連続で前年実績を下回った。2月(12.3%減)から減少幅は縮小した。客単価は5.6%増と、18カ月連続で全年実績を上回った。

品目別の売上高はパンやデザート類、弁当など「日配食品」が0.4%減、ソフトドリンクやアルコール飲料、冷凍食品、レトルト食品といった「加工食品」は0.9%減だった。一方、各種チケットなどを含む「サービス」は13.8%増、たばこや雑貨、書籍、マスクなどの「非食品」は5.0%増だった。