兵庫県丹波篠山市監査委員が、市社会福祉協議会が実施している「ふれあい・いきいきサロン事業」の補助金交付について、市内の1自治会に「不透明な支出をしている」と指摘していた件で、
社協と市は9日、記者会見を開き、サロンを実施した2015、16年度当時の自治会長の男性に補助金の返還を求め、全額返還されたと発表した。

監査委員の指摘を受けた社協は2月25日から1カ月間、関係者への聞き取りや男性に領収書の提出などを求めた。

 一部を除き、領収書は提出されたが、

▽昼食代として支出があったものの、住民が「弁当は食べていない」と証言している
▽収入にあったサロン運営に対する自治会からの補助金はなかったという証言があった
▽講師料の受け取りを講師が固辞したという報告があったが、講師は報酬の話を聞いていない

―ことなどから、不透明な支出の疑念がぬぐいきれないとして、補助金の取り消しを決定し、4月2日に2年分の補助金20万4000円の返還を求めた。


4/12(月) 9:22配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/58ca393d82e892d7706a7dc49ee4a641c57bdc13