国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が21日の記者会見で「緊急事態宣言と東京オリンピックは関係がない」と発言したことに対し、
関係者からは「バッハ会長の発言は火に油を注いでいる」と批判的な意見が聞かれた。

 新型コロナウイルスの感染が拡大する東京都などには、23日にも3度目となる緊急事態宣言の発令が正式決定される。
大会組織委員会関係者は「海外に比べれば、日本の感染者は桁違いに少ないと思っているのかもしれないが、IOCの人たちは日本人の感情が分かっていない。
宣言が再び出されようとしている今の状況なら『(五輪を)できるわけがない』というのが一般の受け止めだ。バッハ会長の発言は火に油を注いでいる」と述べた。

 ネット交流サービス(SNS)でも、バッハ会長の発言への反発が相次いだ。ツイッターでは「東京五輪と無関係」がトレンド入り。
「関係ないわけないだろ」「無関係なら(1回目に緊急事態宣言が発令された)2020年に開催できたはず」などの意見が投稿された。【小林悠太】
https://news.yahoo.co.jp/articles/12eb4b7a8e6a318c21bd1580d815891e969d9261