糖尿病の患者さんにとって、最近の最大の関心事といえば、やはり新型コロナウイルス感染症ではないでしょうか。糖尿病などの基礎疾患がある人は重症化しやすく、死亡例も相次ぐなどショッキングなニュースも報じられました。

2020年末には参院議員の羽田雄一郎氏が新型コロナ感染症により急死、53歳という若さでした。羽田氏は重篤ではなかったものの、糖尿病、さらに高血圧、高脂血症の持病があったといいます。遡れば、2020年5月には大相撲の力士・勝武士さんも新型コロナ感染症による多臓器不全で亡くなりました。勝武士さんも力士の職業病といわれる糖尿病を患っていたようです。享年28。当時20代の若者が新型コロナの犠牲になったということで、大きな衝撃が走りました。

BMIが35?40で死亡率40%増

流行初期における米疾病対策センター(CDC)の報告では、新型コロナ感染者のうち糖尿病患者の割合は全体の10.9%でしたが、入院加療の割合で見ると、一般病棟で24%、集中治療室(ICU)では32%を占めました。つまり、呼吸管理が必要な重症者の3人に1人は糖尿病患者だったのです(2020年2月12日?3月28日、7162人のデータ分析)。中国や初期に多くの感染者を出したイタリアなどでも、同じような傾向が見られます。

国内でも和歌山県の発表によると、2020年2月?11月に感染した糖尿病患者人のうち34人(89%)が肺炎以上に重症化したそうです。

英国のボリス・ジョンソン首相が同年3月、新型コロナに感染、一時は集中治療室に運び込まれるなど生死の境をさまよい、世界的なニュースになりました。入院前の首相の体重は約111キロ(身長約175センチ)もあり、肥満の指数であるBMI(体格指数)は36.17(25未満が普通体重)で、「高度肥満」でした。この体型が重症化の一因になったと考えられます。

英国公衆衛生庁(PHE)は、新型コロナに感染すると、BMIが35?40の肥満の人はそうでない人に比べ、死亡する可能性が40%増加すると発表しています。さらにBMIが40を超えると、リスクは90%も増加します。
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