ドイツの首都ベルリンを含む大半の地域で24日、新型コロナウイルスの第3波抑え込みに向け、
夜間外出禁止など全国一律の強い規制策が初導入された。

ドイツでは1日の新規感染者が2万人を超す日が続き被害は深刻だが、
連邦制のため州によって対応に濃淡があり、メルケル首相が統一的な方策を求めていた。

夜間外出禁止は隣国のフランス、オランダ、ベルギーなどでも導入された。

強い規制策は「緊急ブレーキ」と称され、過去7日間のうち、人口10万人当たり100人以上の新規感染者が3日連続で出た地域に適用される。
保健当局によると、全国412地域の約8割が対象。

職場への行き帰りや1人での散歩などを除き、午後10時から午前5時までの外出が原則禁止になる。
生活必需品以外の店に入る際は事前予約と陰性証明書が必要。夜間外出禁止はこれまで一部地域にのみ適用されていた。

ドイツは英国型の変異株拡大による流行の第3波に見舞われ、2月中旬以降、感染が再拡大している。
全感染に占める英国株の割合は今月中旬時点で9割を超えた。

一方、ワクチン接種率(1回以上)は約2割と米英などより大きく遅れ、批判が広がっている。
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