※読売新聞

埼玉県警羽生署は24日、迷子の女児(4)を保護して同署に送り届けたとして、ともに中学1年生の少年2人に感謝状を贈った。

小学生の頃、少年野球チームで友人だった2人は10日午後5時頃、同県羽生市内の公園で遊んだ帰り道、歩道を1人で歩いていた女児を見つけた。近くに親の姿が見当たらなかったため、「お母さんはどこにいるの」と声をかけたが、「お母さんは外出中。私は友達の家に行くところ」と話したため、一緒に向かったが、その家は留守だったため、心配した2人は女児を同署に連れていった。女児は保護され、その後、迎えに来た母親が連れて帰ったという。

署までの道中では、2人は女の子が好きなアンパンマンの話をして不安にさせないようにしたといい、少年が「羽生署は小学生の頃の社会科見学で場所を知っていた。迷子を助けられてよかった」と話すと、もう1人の少年も「無事に送り届けられた時はほっとした」と述べた。同署の田中守署長は「暗くなる時間帯で、事件や事故に巻き込まれるおそれもあった。2人の行動に感謝したい」と話した。

2021年4月25日 14時13分
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