大阪では緊急事態宣言の影響か、繁華街の人出はいつもよりは少なく、JR大阪駅周辺も普段の日曜日の半数程度。
ただ、観光地の飲食店では個人経営の店で通常通り、アルコール類の販売を続ける店も多く見られた。

ミナミの道頓堀では「いつもの半分以下。若い人はいるけど、家族連れが見当たらない」とドラッグストアの女性従業員も手持ち無沙汰。
通天閣のある新世界も、府下の飲食店等に対して休業や酒類の提供停止などが要請されている影響で、
たこ焼き店店主も「半分もいない」というほど表通りは閑散。

人気の串カツチェーン店では酒類の提供をやめてノンアルコールビールなどに切り替えたが
「お客さんの入りは少ないですね」と語った。

ただ、表通りから1本裏道へ入ると個人経営の焼き鳥店や寿司店は堂々とカウンターの客の前にビールや日本酒の瓶を並べて営業。
「居酒屋で酒を飲んで何が悪いんや」と気色ばむ酔客も見られた。


新世界に隣接する天王寺動物園南側にある芝生広場「てんしば」では、多くの家族連れやカップルが弁当を広げて楽しそうにする姿も。

中には缶ビールを手にした「屋外飲酒」の40、50代グループも見られた。近くに住む男性警備員は
「朝から新世界周辺の路上で飲酒する人がいます。いつもの光景だけど、普段より人数は多い気がします」と明かした。

日本一長いキタの天神橋筋商店街では「いつもよりちょっと少ないかなという程度」とふとん店店主。
カラオケ店はすべて休業していたが、パチンコ店はどこもオープン。飲食店、衣料・雑貨店などはどこも開いていた。

JR天満駅近くの衣料品店店長「飲食店は月120万円ぐらいの補償があるけど、我々衣料品店は何もない。だから開けてる」と説明。
「昨年は年間1800万円の赤字。こちらの方も何とかしてもらわんと不公平やろ」と政府や府に対する愚痴をこぼしていた。
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