そのほか、ECMのソフトウェアでは重要なデータのミラーリングが不完全で、スタックオーバーフローを防ぐための機構もうまく動作していない、などの問題があったという。実車テストの結果、意図しない急加速が起きた場合、一度足を完全にブレーキから外さなければ加速を止められないことも分かったとのこと。

米オクラホマ州で2007年に、2005年モデルのカムリが急加速したことにより、運転していた76歳の女性が重傷を負い同乗していた女性が命をおとすという衝突事故が起きた。この事故を巡る訴訟で、オクラホマ州の裁判所の陪審はトヨタに300万ドルの賠償を命じる判決を下している