世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は26日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染が急速に拡大しているインドについて
「状況はあまりにも悲痛だ」と述べ、プレハブの簡易診療所などの設備に加え、結核対策などの要員約2600人を新型コロナ対応に振り向けるなどの支援を行っていると強調した。

 WHOの速報値によると、1週間当たりの感染者数は9週連続で増加し、先週は過去最多の560万人超に上っている。

 欧米などで微減傾向にあるが、日本を含む西太平洋地域事務局管内やインドでの増加率の高さが目立っており、
テドロス氏は「多くの国では依然、激しい感染が続いている」と警戒を呼び掛けた。
https://www.sankei.com/world/news/210427/wor2104270019-n1.html