この手の話題についての言及は慎重にする必要があるが
一般論としてね、いつも思うがさあ、この発達障害ってカテゴリは、
資本家、とくに第三次産業隆盛の時代にとって都合がいい概念で
ある種の類型に対するラベリングじゃないの? って思うところはある。
これって割と最近の概念だよね? 違うのかな。

まあ、それで救われているクライアント? ペイシェント?
ざっくりいえば患者がおるというならそれは御同慶の至りだし
医学的に「ある」以上はまあそれを是としますがね。

ちょっと気になるのはこれはネットのSNSなんかでみるネタなんだろうけど
発達障害だと思って検査に言ったら低IQといわれた、みたいな
そんなことが本当にあるのかどうか知らんけど、しばしば散見するじゃないですか。
そのIQがね、なんのために測られているのかよくわかんないけど
よくはかられる学校とか刑務所とかで「適性な処遇」のためつかわれる
ある種のラベリングじゃないですか、なんかそういうね、
レッテルっぽい管理的なスメルを嗅ぐところはあるね。
他ならぬネットでの悪罵の定型句としての
アスペ呼ばわりなんか(悪い)典型のように。

もちろん繰り返すけど発達障害のカテゴリの存在は否定しないし
治療やカウンセリングやアドバイスなんかでよりよい展望が開かれたなら
それはもちろんgood for youとしかいいようがないけど。