英スコットランド議会選の開票が7〜8日あり、スコットランド国民党(SNP)など独立を掲げる政党で過半数を維持するのが確実となった。独立の是非を問う住民投票を再び実施するよう求める声が高まる情勢。英ジョンソン政権は、英国の分裂回避に向けたかじ取りを迫られる。

 選挙は6日投票。BBCなどの8日夜の集計によると、議会の定数129のうち、独立派のSNPが64議席前後、スコットランド緑の党が8議席前後の見通し。合わせて過半数の65議席を超えるのは確実だ。

 議会が選出する自治政府は、現第一大臣(首相)のSNP党首ニコラ・スタージョン氏が続投し、住民投票実施を政府に要求する見通し。同氏は集計結果を受けて勝利宣言し、「住民投票を妨げる民主的正当性はない」と述べ、実施への意欲を示した。

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