https://www.fnn.jp/articles/-/180725
高齢者接種本格化 118の自治体で 予約電話つながらず課題も

高齢者を対象としたワクチン接種が各地で本格化する中、予約の受付がつながらないなどの混乱も起きている。

今週から各地で本格化した、高齢者を対象とした新型コロナウイルスのワクチン接種。

10日は、全国118の自治体で新たに接種が始まったほか、東京・八王子市では2回目の接種も行われた。

2回の接種が完了した人「やることはやって一安心です」、「今回は(副反応で)熱が出るかなとか、きのう念のため氷枕を買ってきました。あすあさっては自宅にしっかりといようと思う」

奈良県と三重県に囲まれた全国で唯一の飛び地の村、和歌山・北山村。

人口はおよそ430人。

村内の高齢者が2回接種しても余る量のワクチンが届けられたため、接種を希望している16歳以上の村民を対象に、一斉接種が行われた。

今後、余ったワクチンを近隣の自治体に提供できるよう、県などと協議する方針。

北山村住民福祉課・川辺美和課長「(希望する)全村民が対応できるということで、一安心している。6月5日に2回目も終了するので、ワクチンを有効活用できればと思う」
一方、接種の予約をめぐっては...。

北海道・函館市では10日も、受付開始直後から電話やインターネットでの予約が殺到。

用意した1,800人分のうち、1,200人分がわずか3分で埋まった。

10日から受付が始まった愛知・北名古屋市では...。

NTTや携帯各社が行った発信制限によって、予約コールセンターにはつながらず、インターネットでの予約を試みるが、今度はネットが混み合ってエラーに。

横井さん(72)「電話もこれだけ殺到するのがわかっているんだから、もう少し年代別にもっと区切って、何歳以上は何日とか、そうやってやった方がいい」

7月末までの完了を目指し、本格化した高齢者へのワクチン接種。

加藤官房長官は、「地域における接種体制がしっかりと講じていけるように、しっかりそうした
サポートを行っていくことで、国民の皆さまの期待にしっかり応えていきたい」と述べた。

2021年5月11日 火曜 午前0:38
FNN