0001影のたけし軍団 ★
2021/05/11(火) 11:23:53.95ID:SgYBbGAs9IOCバッハ会長を「ぼったくり男爵」と呼んで東京五輪の中止を求めた米紙「ワシントン・ポスト」のスポーツジャーナリストが、
2022年冬に迫った北京五輪にも物申す!
独裁政治と監視社会を世界に広めようとする中国政府と、それに迎合するIOCとスポンサー企業を痛烈批判──。
著名な東アジア研究者であるペリー・リンクはかつて、中国を「シャンデリアの中の大蛇」と呼んだ。
蛇が家の中に入れるようにと、あなたが玄関の扉を開けておいたわけではない。にもかかわらず、蛇は忍び込んで来る。
いやむしろ北京五輪をめぐっては、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などのスポンサー企業が蛇を迎え入れたといえる。
それらの企業があなたの玄関の鍵を開けて家の中に蛇を放ったのだから、携帯電話やクローゼットの中の靴に何者かが巻きついていないか確認したほうがいい。
こんな蛇のことを考えると、ぞっとするだろう。それが重要な点で、中国はこのようにして専制政治を狡猾に国外へ広めている。
そして、それこそが欧米諸国が2022年の冬季五輪を北京で開催するのをやめさせるか、大会をボイコットすべき理由だ。
「シャンデリアの中の大蛇」は、中国政府の指導者らがいかにその権力を他国に徐々に浸透させているかを最も的確に表現している。
その抑圧は、最初は微妙なものだ。中国との貿易や外交、五輪の「取り決め」の名の下に、わずかながら妥協した合意をしてしまう。
だがいったん部屋に入ると、頭上のシャンデリアに獲物を絞め殺す巨大な蛇が巻き付いていて、
その大蛇を怒らせれば自分や自分のビジネスの息の根が止められるであろうことに気づく。だから人々は極めて慎重に行動するようになる。
「その影にいる人は皆、大小さまざまに適応しているが、すべてごく『自然に』行われている」とリンクは記している。
かつて中国は自国民だけを取り締まり、抑圧し、潜在的脅威を感じさせて自己検閲させ、麻痺状態にしていた。
しかし最近では、大きく漠然とした脅威が欧米諸国全体をも凍りつかせている。中国政府に関わる誰もが蛇が動くのを恐れて身動きできず、
息を押し殺し、自由を奪われ、背を丸めて生気を失っている。
国際オリンピック委員会(IOC)とそのパートナー企業は、新疆ウイグル自治区の収容所における奴隷労働、拷問、レイプを黙認し、加担している。
彼らは、私たちの玄関先に大蛇が侵入するのを助けているのだ。今こそ、その大蛇による支配を断ち切らねばならない。
中国政府の指導者らは、あなたが知っていようといまいと、あなたを支配下に置こうとしている。
習近平国家主席は独裁政治を国外に広げ、国連の人権規定を弱体化させ、殺人的な強制労働を強いるその暴政に対して世界的なかん口令を敷こうと総力を挙げている。
その恐ろしさを知りたいなら、2017年の習の発言を振り返るといい。中国は欧米諸国の分裂を利用して
「グローバルな統治制度の改革と発展」に取り組むべきだと彼は述べた。それこそが習の狙いだ。
五輪のスポンサーやその他多くのアメリカ企業が何十億もの資金を提供しているのはそんな相手なのだ。
五輪の主要パートナーで世界第2位の広告主であるP&Gは、地元アメリカでは「Like A Girl」キャンペーンのようなスローガンを掲げ、
好ましい活動をする(「女の子らしく」という言葉に内在する偏見やネガティブな響きを払拭しようとする同キャンペーンは高く評価されている)。
だがその一方で、P&Gはウイグルでのレイプや強制不妊手術については黙り込み、中国と協力して「デバイス・フィンガープリンティング」と呼ばれる技術に取り組んでいる。
これは、アップルのプライバシー保護ツールを回避してiPhoneユーザーのデータを収集し、ターゲティング広告を打つために本人の同意なしに追跡することを可能にするものだ。
https://courrier.jp/news/archives/244745/#:~:text=%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3