1日も早い接種を望んでいる人が多いワクチンですが、「騒動」に巻き込まれたこんな人もいました。

 「札幌市厚別区の理容店です。こちらでは思わぬ事態に頭を悩ませています」(堀内大輝アナウンサー)

 店を襲った「思わぬ事態」とは?

 「お電話ありがとうございます。ヘアーサロンド髪人でございます」(金子さん)
 「ワクチンの予約をお願いしたいんですけど…」(女性)
 「すいません、番号間違えてます」(金子さん)

 新型コロナウイルスのワクチン接種を予約したいという電話が、10日から相次いでいます。

 「なんでこんなに(電話が)来るのだろうと思って…そしたら友だちが、番号ここと似ているよって教えてくれて、ほんとに似ていて」(ヘアーサロンド髪人・金子純子さん)

 店の電話番号は、807の80「81」。一方、10日から高齢者向けにワクチン接種の受け付けを始めた北広島市の予約センターの電話は、807の80「18」。

 下2桁が逆ですが、ほかは同じ。ワクチンを早く打ちたいと願う北広島の市民から間違い電話が相次いでいます。その数、10日だけで155件。11日の取材中も…

 「下2桁を確認してください…(次の電話が鳴る)」(ヘアーサロンド髪人・金子純子さん)

 11日、店は定休日でしたが、1時間半ほどの間に10件以上、間違い電話が来ました。

 「やることもあるのに、離れられないんです。電話の前から…電話線も本当は抜きたいんですけど、抜いたら客の予約も困りますし…間違っているのに逆切れしてくる方も結構いた。人の話を聞け!間違えてない!と言って…」(ヘアーサロンド髪人・金子純子さん)

 今回の件について、北広島市は「想定外の事態となってしまった」「迷惑をおかけして申し訳ない」とコメントしています。

5月11日(火)「今日ドキッ!」午後6時台
https://www.hbc.co.jp/news/70776955dfa7f5e00c13499f2b37155f.html
https://i.imgur.com/oSezsbt.jpg