想像はしていたが、やはり台数がすごい。朝から続々と到着して、コロナ対策の検温と受付をしている。500円の有料入場制だがそれでも大人気。

 うん? けどカブ系ではないビッグバイクも並んでいる。なぜ? ということでこの「十国峠カブミーティング」事務局代表の芦川さん(約10年で9台のカブ系を乗り継いだこと以外は多分普通のサラリーマン)にハナシをきいてみると……。

 「スーパーカブ所有者だけでなくカブに興味のある方ならOKなんですよ。カブミーティングって関西なども含め全国にけっこうあるんですが、同系統のエンジンを積むモンキーや郵便局の払い下げバイクは参加NGとか、いろいろ制約があるイベントもあって。」

 あーそのユルさが人気の理由なのかもしれない。けどまたどうしてこういうイベント始めたんですか?

 「ホンダの2輪車工場がある熊本の震災がきっかけなんです。チャリティを兼ねて十国峠の駐車場で始めて、今回で7回め。ココでの開催は2回めです。徐々に参加台数も増えてきて、今回は数百台が集まりましたがそのうち約8割がカブ系バイクになります」

 なるほど、健全な老若男女が気楽に語り合っている姿が印象的なイベントの雰囲気はこういう有志の皆さんに支えられていたのだ。

カスタムショップの出店もたくさんあった。

 まず、そのなかで我が眼を疑ったのは鈴鹿8耐レース等で超有名なチーム「モリワキ」だ。

 ハンターカブ用のエギゾーストが6万円ほど! って激安でしょ!

 他にも荷台に輝くアルミ製おかもちやペットボトルホルダー。クオリティが異常に高く、美しい。「うちが作るからには本気なんです」という言葉が頼もしい。伝説のモンキーRなどを作ってきた歴史もあるらしく小型バイク用のパーツも豊富とのことだ。

全文
https://bestcarweb.jp/feature/column/280493
https://img.bestcarweb.jp/wp-content/uploads/2021/05/10121533/01_ikenohira_13.jpg
https://img.bestcarweb.jp/wp-content/uploads/2021/05/10121544/03_ikenohira_10.jpg
https://img.bestcarweb.jp/wp-content/uploads/2021/05/10121540/02_ikenohira_01.jpg