https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20210513/4000012192.html
広島市 高齢者のワクチン接種前倒し目指す

高齢者を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種について広島市は、ことし10月初旬には終えるとしていますが市議会の与党会派からの要望などを踏まえて今後、接種態勢を拡充して完了時期の前倒しを目指すことにしています。

広島市は国からのワクチンの配分が増えたことに伴って5月17日以降に80歳以上の人に接種を開始するなど高齢者へのワクチン接種を本格化させますが市内に住む65歳以上の高齢者およそ30万人すべてに接種を終えるのはことし10月初旬の見込みです。
こうした中、広島市議会の与党会派の公明党の議員らが12日、松井市長に円滑なワクチン接種を求める要望書を手渡しました。
この中では、接種を早く進めるため集団接種の会場の増設や夜間接種の実施の検討などを求めていて松井市長は「可能な限り住民のみなさんが安心できるように感染予防をしながら接種対策を確立していきたい」と応じました。
要望などを踏まえ、広島市では今後、市内に6か所ある集団接種会場をさらに増やしたり、医師会と連携して接種にあたる医師の確保に努めたりして、接種態勢を拡充し、完了時期の前倒しを目指すことにしています。

05月13日 08時12分
NHK