変異株ごとの新型コロナウイルスワクチンの有効性をまとめたデータが公開中
Gigazine 2021年05月13日 23時00分 リンク記事の表が
見やすい
https://gigazine.net/news/20210513-covid-19-vaccine-efficacy/

ワシントン大学の保健指標評価研究所(IHME)が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの有効性に関するデータをまとめて公開しました。このデータを見ると、「どのワクチンがどの変異株にどれだけ有効か」をチェックすることが可能です。

COVID-19 vaccine efficacy summary | Institute for Health Metrics and Evaluation
http://www.healthdata.org/covid/covid-19-vaccine-efficacy-summary

IHMEによると、COVID-19の主要な変異株4種のうちD614GとB.1.1.7に対するワクチンの効果は同じだということが判明しているとのこと。またB.1.351とP.1も、変異の様態が似ているため、ワクチンの効果も同様だと見られています。

そこでIHMEは、「D614GとB.1.1.7」および「B.1.351とP.1」に対するワクチンの有効性を「症状の予防効果」と「感染の予防効果」にわけて、主要なCOVID-19ワクチンの効果をまとめました。その表が以下。なお表中の色がついている欄は、具体的なデータがないため推定値が入力されていることを意味しています。
ワクチン D614GとB.1.1.7 B.1.351とP.1
症状の予防効果 感染の予防効果 症状の予防効果 感染の予防効果
ファイザーとBioNTech 91% 86% 69% 45%
モデルナ 94% 85% 72% 47%
アストラゼネカ 75% 52% 10% 6%
ジョンソン・エンド・ジョンソン 72% 72% 64% 42%
Sputnik-V 92% 80% 70% 45%
Novavax 89% 77% 49% 32%
CoronaVac 50% 43% 38% 25%
Sinopharm 73% 63% 56% 36%
Tianjin CanSino 66% 57% 50% 32%
その他のmRNAワクチン 95% 83% 72% 47%
全てのワクチン 75% 65% 57% 37%


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