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東京 港区で高齢者ワクチン接種開始 7月末完了へ計画前倒し

政府が7月末までに高齢者の新型コロナウイルスのワクチン接種を終えたいとするなか、17日から高齢者向けの接種が始まった東京・港区は、当初の計画を前倒しして接種を進めることにしています。

東京・港区では、17日から新型コロナウイルスの高齢者向けのワクチン接種が始まりました。
政府が7月末までに高齢者向けのワクチン接種を終えたいとする中、港区は8月7日としていた高齢者の接種完了の予定日を、当初の計画より前倒しで進めることにしました。
具体的には、7月以降、1日に接種する人数を増やしたり、接種会場の開設日を増やしたりして、港区内にいるおよそ4万5000人の高齢者への接種を7月末までに終える方針です。
この日、接種に訪れた70代の女性は「子どもが仕事をやすんで接種の予約をネットでとってくれました。1回目の接種ができて少し安心です」と話していました。
一方、この日から東京と大阪に設置する大規模接種センターでワクチン接種の予約の受け付けが始まったことから、港区では、区に接種の予約をした人がキャンセルをしたり、二重で予約する人が出たりするのではないかという懸念が出ているということです。
港区の土井重典新型コロナウイルスワクチン接種担当課長は「ようやくワクチン接種開始にこぎつけましたが、7月末に終えるためにこれからが本番です。大規模接種会場での接種予約を受けて、キャンセル対応などが出てくる可能性もあるので今後の対応を検討したい」と話していました。

05月17日 11時59分
NHK