農地が無いならつくればいい──。都市部の農地不足解消につなげようとJA北大阪は、駐車場や庭などを“農地”化して農業を始めてもらうプロジェクトに今秋から乗り出す。初心者でも取り組める高床式砂栽培台とクレソンの栽培手引をセットで普及。JAが加工して販売することで高単価につなげ、新たな生産者確保を狙う。(本田恵梨)

 栽培台は、縦1・8メートル、横1・2メートル、高さ90センチで、川砂を敷き詰める。水と液肥の混合液をタイマーで自動的に点滴かん水する仕組み。養分は砂の隙間から流れ落ちるため土づくりも不要で、初心者でも取り組みやすい。クレソンの栽培手引も用意。設置や撤去も簡単にできるので、例えば、新規契約待ちの駐車場や庭先の空きスペースなどに設置してもらうことで、農地がない消費者らにも手軽に農業に取り組んでもらえるようにした。
https://news.livedoor.com/lite/article_detail/20210334/
https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/3/9/3969f_1606_d5646530_7c7c7c38.jpg