>>18 (続き)
以上をまとめると、高齢者へのワクチン接種が完了した状況というのは
新規陽性者が25%減少し、重傷者が1/6となり、致死率が1/22になった状況であるといえる
集団免疫に必要な、人口の70%にはまったく届かないものの、医療負担の軽減に対する効果は絶大であると考える

これまで、行動制限をかける・かけないという政策判断において、最も良く機能してきた基準は、重傷者病床の利用率であったと思う
重症化率・致死率ともに高い、高齢者全員にワクチンを打つことにより、重傷者を抑え医療崩壊が起こらない状況を作り出し
その結果、経済活動のレベルを上げていけるようにするというのが、スガ政権が思い描く7月末以降の日本の姿である

今はまだ、ワクチン接種が始まったばかりなので、コロナの耐性が十分高いとは言えない
従って、人流を抑制するという従来型のコロナ対策をメインとし
1回目の緊急事態宣言よりも厳しい自粛を行い、感染者(特に重傷者)をとにかく低く抑える
その間にワクチン接種を進め、コロナに対する社会全体の耐性を上げ、安全な五輪に臨むというのが正しい道筋だと思う (続く)