■NHK(05月24日 17時49分)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20210524/1030016945.html

債券の購入で名義が使われているなどとうその電話を受けた長岡市に住む90代の女性が、だまされたふりをして宅配便を送り、荷物を受け取ろうとした20代の男が警察に逮捕されました。

警察によりますと先月、長岡市の90代の女性の自宅に、「債券の購入であなたの名義が使われており、取り消すためには現金が必要だ」とうその電話がかかってきたということです。
女性は東京都内の指定された住所に、現金200万円を送り金をだまし取られたということです。
その後、同様の電話が女性の自宅に再びかかり、さらに300万円を送るよう指示されたため不審に思い、警察に相談したということです。
警察は女性にだまされたふりをして、東京都内のマンションに現金が入っているように見せかけた包みを送るよう伝え、先月16日、男が包みを受け取ろうとしたところを詐欺未遂などの疑いでその場で逮捕しました。
逮捕されたのは住所不定、無職の前川早人容疑者(23)です。
前川容疑者は、女性から先月200万円をだまし取った詐欺の疑いで、24日、再逮捕されました。
警察の調べに対して容疑を認めているということです。
一方で、警察は警察官を装って、「だまされたふりをして協力して欲しい」と持ちかけて、現金をだまし取る詐欺の手口もあることから、協力を求めた場合でも、現金を送るよう求めることは絶対にないとして注意を呼びかけています。