https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20210525/5070009830.html
玖珠町と九重町 高齢者のワクチン接種で医師を相互派遣へ

高齢者を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種で、医療機関が少ない地域でも集団接種を滞りなく進めようと、玖珠町と九重町は、互いの接種会場に医師を派遣し合うことが分かりました。

2つの町の医師が所属する玖珠郡医師会によりますと、九重町は、病床数が20床以上の病院がなく、医師も4つの診療所の6人に限られています。

このため、通常診療への影響を抑えながら、高齢者への集団接種を滞りなく進めようと、比較的、医師の数が多い隣接する玖珠町と連携して、互いの接種会場に医師を派遣し合うことが分かりました。

具体的には、それぞれの町で、1日おきに集団接種を行うことにしていて、玖珠郡医師会が調整して、基本的には、1日に2人の医師が派遣されるということです。

九重町で26日に行われる集団接種の会場には、初めて玖珠町の医療機関に勤める医師2人が派遣されるということです。

医師のほか、看護師についても、派遣し合うことにしていて、玖珠町と九重町は「限られた人的資源を共有することで、どちらの町でも地域の一般診療を維持しながら、迅速に接種を進めていきたい」としています。

05月25日 18時04分
NHK