水戸市は27日、新型コロナウイルスの一般高齢者向けワクチン接種を巡り、インターネットで受け付けた約6000人分の予約が無効になる可能性があると発表した。1回目の接種にもかかわらず2回目の接種枠で登録したことが原因で、希望の日時や場所で接種が受けられない可能性がある。市は予約を有効化するため、個別に事情を説明して調整を急いでいる。

 市保健予防課によると、市は21日から一般高齢者向けワクチン接種の予約を受け付け、翌22日に約4万人分の枠が埋まった。6割がネット経由での予約だったが、このうち約6000人が、1回目の接種にもかかわらず、2回目の接種枠で申し込んでいた。

 当初、予約画面に1回目と2回目の接種枠が両方とも表示されていたため、選択を誤ったとみられる。市は「2度目の接種枠で予約した場合、無効になる」と注意していたが、個別に再調整する方針。接種が始まる6月7日までに該当者全員に電話で連絡するという。31日の予約再開時には、1回目の接種を申し込む人には2回目の接種枠を非表示にするなどの対策を取る。
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