https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210528/k10013056451000.html

新型コロナウイルスの感染拡大を受けてことし夏に1年延期された東京オリンピック・パラリンピックの開催をめぐり、
東京都の小池知事は記者会見で、大会の再延期は難しいという認識を示しました。

この中で、小池知事は、感染拡大を受けて1年延期された東京大会について、記者団から
「大会の再延期は可能な選択肢なのか」と問われたのに対し「再延期をすれば基本的には大会は
全く異なるものになると思う。アスリートそのものもモチベーションや体力が変わってくると思うので、
別物と考えたほうがいいのではないか」と述べ、大会の再延期は難しいという認識を示しました。

そのうえで、小池知事は「しっかりと安全・安心を守っていくことができる大会にしていくことがベースだ」と強調しました。

また、大会組織委員会や政府、都などが感染状況を見極めながら、来月に決めるとしている大会の観客数について
「今やっている国内のスポーツイベントの上限の規制の中でそれぞれ守っていただいていることがまず基本になる」
と述べ、具体的な決定の時期については明言を避けました。