政府は28日夕、新型コロナウイルス感染症対策本部を首相官邸で開き、東京など9都道府県に発令中の緊急事態宣言を6月20日まで延長すると決定した。埼玉、千葉、神奈川、岐阜、三重の5県に適用中の「まん延防止等重点措置」も6月20日まで延長する。

【図解でおさらい】3度の緊急事態、違いは

 宣言は、北海道、東京、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、福岡の9都道府県の期限が5月31日から6月20日に延長され、5月23日に追加した沖縄県(6月20日まで)と合わせて10都道府県で発令が続く。

 西村康稔経済再生担当相は衆参両院の議院運営委員会で、感染状況について、「北海道の増加傾向は継続し、沖縄では急増している。愛知、岡山、広島、福岡も高い水準で、病床の逼迫(ひっぱく)が続く。東京や大阪などは新規陽性者の減少傾向が見えつつあるが特に大阪などでは病床の厳しい状況だ」と説明した。

 東京、大阪、兵庫、京都の4都府県では最も早く4月25日から宣言が発令されているため、6月20日までで57日間(約8週間)となる。まん延防止措置を適用中の群馬、石川、熊本の3県は、6月13日の期限を延長しない。

5/28(金) 18:58 毎日新聞
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