埼玉県は28日、新型コロナウイルス感染拡大を受けた2月の緊急事態宣言発令中に、東京都内のホテルで派遣型風俗店の女性からサービスを受ける様子を盗撮したとして、危機管理防災部危機管理課の男性主査(52)
を停職3か月の懲戒処分にした。

 県によると、男性は2月27日夜、都内のホテルに小型の隠しカメラ2台を設置し、風俗店から派遣された20歳代の女性が入室してから約2時間にわたり、動画で盗撮した。退出する際に女性がカメラに気付き、別の従業員を通じて警視庁に通報。男性は都迷惑防止条例違反容疑で逮捕され、その後に不起訴(起訴猶予)となった。女性とはすでに示談が成立している。

 男性は事件発覚まで県のコロナ対応に当たっていた。県の調べに「盗撮サイトを見て興味を持った。自分の観賞用だった」と、昨年11月頃から計8回の盗撮行為を認め、「緊急事態宣言の中、行政の信頼を失うこととなり誠に申し訳ない」と話しているという。

2021年5月29日 11時0分
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