米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルスの感染者が30日、世界全体で1億7000万人を超えた。

感染が急拡大していたインドで増加が鈍化し、ワクチン接種が進む欧米で新規感染者数が減少しているが、
依然として高い水準で感染が拡大しており、収束には程遠い状況が続いている。死者は350万人を上回っている。

米国が感染者3300万人、死者59万人を超え、いずれも世界最多。
感染者はインドが2780万人、ブラジルが1640万人をそれぞれ超えており、これら3カ国が目立って多い。

世界保健機関(WHO)の23日付集計によると、過去1週間の感染者の45%、
死者の34%はインドから出ており、世界で最も被害拡大が深刻な国となっている。

日本を含む西太平洋地域事務局管内は他地域と比べて少なく抑えられてはいるが、
新規感染者数は横ばいが続き、死者数は前週比22%増と、今後の状況が懸念される。

WHOによると、累計感染者の40%は南北米大陸、33%は欧州地域事務局管内(旧ソ連諸国やトルコを含む)、
18%はインドを含む東南アジア地域事務局管内。死者もこれらの管内で全体の約9割を占めている。
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