https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20210602/8030010188.html
青色パトロールカーで高齢者をワクチン接種会場に送迎

高齢者向けの新型コロナウイルスワクチンの接種が始まっている高松市の一宮地区では、接種を受ける高齢者を、青い回転灯をともして地域の安全を守る「青色パトロールカー」を使って送迎する取り組みが始まっています。

75歳以上の高齢者が住民のおよそ3割を占める高松市の一宮地区では、去年4月から「青パト」を使って、買い物や病院などに出かける高齢者を1回500円で目的地まで送迎するサービスが独自に行われています。

ことし4月から高齢者向けのワクチン接種が高松市でも始まったことを受け、一宮地区では、このサービスが接種会場への送迎にも利用されています。

2日も地元のボランティアが80代の夫婦を「青パト」に乗せて自宅から3キロほど離れた接種会場の病院まで送っていました。

送迎を受けた女性は「コロナに限らず青パトを利用しています。病院や買い物で外に出ることが多いので、経済的にすごく助かっています」と話していました。

送迎サービスをしている一宮地区コミュニティ協議会の安田正彦会長は「これから高齢化率がどんどん高くなっていくので、お互いに助け合う意味でこの制度を始めた。接種会場への送迎にも青パトを利用できることをどんどんPRしていきたい」と話していました。

06月02日 18時27分
NHK