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【岐阜】接種の打ち手を掘り起こせ 県看護協会、潜在看護師の研修開始

県内各自治体で新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、医療従事者の確保が課題となっている。そのような中、期待されるのが、現在は職に就いていないが、看護師の資格を持つ「潜在看護師」だ。県看護協会も今月から、経験者を掘り起こそうと、ワクチン接種業務への就業を希望する元看護師たちに向けた業務復帰研修を始めた。 (長崎高大)

 初回の研修は一日、岐阜市薮田南のOKBふれあい会館であり、県内から十人が参加した。県看護協会が運営する看護師向けの無料職業紹介所「県ナースセンター」の山中多美子事業課長が講師を務めた。一時間の研修で、予診時に確認するポイントやアレルギー反応の特徴などを講義。実習用の模擬の腕を使い、腕の抑え方や針の取り扱い方など筋肉注射の手順も確認した。

 参加した北方町の元看護師の女性(50)は、結婚を機に退職して約二十年のブランクがあるが、かつての同僚から「看護師が足りていない」と聞いた。「フルタイム勤務でなければ自分にもできると考えた。今後は時間と相談しながら、ワクチン接種の求人を探したい」と話した。
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2021年6月3日 05時00分 (6月3日 05時00分更新)
中日新聞