米フロリダ州で2日、児童養護施設を抜け出した12歳少年と14歳少女が住宅に侵入し、この住宅にあった武器で、現場に駆け付けた警察官と銃撃戦を繰り広げた。

2日公開された警察官のボディカメラ映像には付近に銃声が鳴り響く中、木の陰に身を隠す警察官の様子が写っている。

少女は警察官にショットガンを向けたところを撃たれた。少年はその直後に持っていたAK47を置いて投降、けがはなかった。

保安官によると子どもたちは「警察官を殺すために家から出てきた」と語った。

保安官「住宅の一部で起きた撃ち合いではない。子どもたちは住宅を縦横無尽に移動し、様々な角度から警察官に発砲してきた」

当局によると少女は手術を受け、容体は安定している。子どもたちに対する司法手続きは保留されているという。警察官にけがはなかった。

保安官事務所によると子どもたちは、2日午後、児童養護施設から逃げ出し、事件のあった住宅に侵入した。住宅の中には拳銃や散弾銃、AK47のほか大量の弾薬があった。銃撃戦はおよそ30分間続き、この間4回の交戦があったという。

保安官によると少女には前科があり、複数の空き地で放火したとして昨年逮捕されている。保安官は、暴力的な犯罪を犯した少年少女が収容される施設の職員が、適切な訓練を受けていないと指摘。フロリダ州の少年司法制度は崩壊していると批判した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5072a9c8a68133db38de947eec3702c472bc1160