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2021/6/4
 やっと取れたワクチン予約、接種日は「10月6日」 困惑する高齢者
 札幌市豊平区に住む男性(83)は、ワクチン接種予約の受け付けが始まった5月19日、自宅近くの医療機関に電話予約しようとしたがつながらず、
 翌日に直接出向いて予約したが、告げられた接種予定日は「10月6日」で「国は高齢者への接種完了を7月末に終えると言っているのに」
 男性はその後、札幌市の集団接種会場の予約に空きがあることを知り、電話で予約をとりなおし、6月中に接種できる見通しだが
「自宅の近くで接種を受けたかったが、10月までは待てない」との事。
 この男性が接種予約していた医療機関の担当者によると、予約の問い合わせが殺到し、接種予定日が10月以降になっている人もいるが、男性の
 ように集団接種に切り替えた人も出ており、予約枠が空けば別の人に電話し、予約を前倒しにしてもらっているが、担当者は「日々状況が変わり、
 対応に追われている」ととの事。
 札幌市は高齢者のワクチン接種では、まずかかりつけ医で行うことを勧め、集団接種は個別の医療機関での予約が取れない場合に使うよう求めて
 いるが、個別の医療機関では予約に対応しきれず接種日が先になる場合があり、早期接種のため集団接種の予約を取り直すケースも目立っている
 との事。
※菅義偉が公言した「高齢者の7月末2回接種」は不可能である事が又しても判明した模様。この様な自治体や医療機関に実現不可能な要求を強要
 する政府与党自由民主党・公明党に政権担当能力は無いと判断できるため、来る第49回衆院解散総選挙では、自由民主党・公明党並びにそれらに
 媚を売る日本維新の会の公認・推薦する候補者には、一切の投票をしない事を強く勧める。

関連する報道:
2021/6/1
 接種7月末完了と発表なのに「8月を勧められた」…100%でなくても「接種完了」とする自治体も
「7月末完了」は菅義偉肝いりの政府目標だが、事の真相を取材すると、そもそも「完了」とはどのような状態なのかの定義がないとの事。
 東京都東大和市では5/8に集団接種が始まり、ある女性は指定された1回目の接種日は「8月15日」だが、市は5月上旬に実施された国の調査で、
 いったん接種完了を「8月中」と回答したが、その後、政府目標に沿う「7月末」に前倒しし、東大和市の接種を巡っては、他にも「予約は8月
 だったが、当然、7月に前倒しができると思って再度電話をしたら『できない』と言われた」との事。
 東大和市のワクチン接種の担当者は、市として7月末への前倒しは表明したが、特段ワクチンの打ち手の人数を増やしたり、会場を増設したり
 するなどの計画見直しはしておらず、市の高齢者は約2万4000人で、当初の試算では、7月末までに2回の接種を済ませられるのは高齢者人口の
 68%にとどまり、やむなく国には「8月中」と回答していたが、改めて他の自治体の状況を調べると、100%に達しないのに「接種完了」として
 いる自治体があることがわかり、接種を希望しない人も一定数いると想定されるからで、市は「68%であれば7月末を完了とみてもよいのでは」
 と考え、完了を前倒しすることにしたが、市によると、5月25日に始まった個別接種は想定以上のペースで進んでおり、現在は7月末までに高齢
 者のほぼ全員が2回の接種を済ませられる可能性もあり、集団接種の予約枠にも空きが出始め、再度電話をすれば、場合によっては予約を前倒
 しすることもできるとの事。
 自治体への調査を担当した総務省地域政策課に聞くと、最新のデータでは、都内の81自治体が接種完了を「7月末まで」と回答し、11自治体は
 8月以降になるとしているが、同課の担当者によると、「完了の定義はない」で、その理由について、「統一的に定めず、地元の事情を基に、
 自治体に判断してもらうことだと考えている」と説明。
 都内自治体の回答を取りまとめ、国に報告した立場の都のワクチン接種の担当者は「自治体としては、人口の何割を目指せばよいのかわからな
 いまま、国から『7月末』との目標だけが示されている。私たちも完了の定義を知りたいと考えている」と述べ、区市町村から「7月末完了」と
 の回答があれば、そのまま国に報告しているととの事。