ワクチンの数合わず気づく 89歳男性に2日連続で接種
2021年6月4日 10時30分
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 鹿児島市は3日、市内の老人ホームの入所者の男性(89)が、誤って2日連続で新型コロナウイルスワクチンの接種を受けたと発表した。男性は認知症で、これまでの経過観察では体調不良はないという。

 市感染症対策課によると、2日午後3時〜同4時ごろ、市内の住宅型有料老人ホームの食堂ホールで、同ホームの協力医療機関の医師が予診を行い、看護師4人で接種を実施した。

 この日に接種を受ける入所者らは18人で、ワクチンの残りが6回分となった時点で、接種を受ける人が7人残っていた。確認したところ、89歳の男性が前日にも接種を受けていたことが判明。食堂ホールは施設内の人は出入り自由で、接種の際の本人確認が不十分だったという。(白石昌幸)