黙示録 第一の災い。イナゴの疫病

彼らは、人間を殺すことはしないで、五か月のあいだ苦しめることだけが許された。彼らの与える苦痛は、人がさそりにさされる時のような苦痛であった。
その時には、人々は死を求めても与えられず、死にたいと願っても、死は逃げて行くのである。

その上、さそりのような尾と針とを持っている。その尾には、五か月のあいだ人間をそこなう力がある。
彼らは、底知れぬ所の使を王にいただいており、その名をヘブル語でアバドンと言い、ギリシヤ語ではアポルオンと言う。
第一のわざわいは、過ぎ去った。
見よ、この後、なお二つのわざわいが来る。

解説
その病の原因はさそりの針のようなものに刺されたことが原因
アポリオンという聖書における異教である悪魔が彼らに力を与えていることが描写されている。
アポリオン、アバドン、アポロンと呼ばれるものはまた疫病の象徴でもある