登場人物まとめ
母(30代)……橋から飛び降り死亡
長女(16)……黒い血を吐いて搬送されるも死亡
次女(女児)……母親と一緒に橋から飛び降り死亡(無理心中?)
男(関係性不明)……長女の搬送に付き添う、その後カフェイン大量摂取し搬送、命に別状なし(自殺未遂?)


9日午後4時ごろ、大阪府泉佐野市の関西国際空港連絡橋から人が飛び込んだと通行人から通報があった。
府警は海上で成人女性と幼い女児が浮かんでいるのを発見。搬送先の病院で死亡が確認された。
捜査関係者によると、2人は和歌山市内に住む30代の母親と次女とみられ、橋の上には和歌山ナンバーの乗用車が止まっていた。

 一方、和歌山市消防局によると通報の1時間半ほど前の9日午後2時20分ごろに母親から
「外出先から帰ってきたら、娘が意識も呼吸もなく、血のような黒いものを吐いている」という119番通報があった。
長女とみられる女性は、腹部に打撲痕のようなあざがあり、搬送されるも病院で死亡が確認された。
搬送には男性が付き添い、通報した母親は取り乱した様子だったという。

 同居の男性は同日午後11時10分ごろ、和歌山市湊の和歌山港近くの路上で座り込んでいるのを通行人が見つけて119番。「カフェインのような錠剤を大量に飲んだ」と話し、病院に搬送されたが命に別条はないという。

 和歌山県の児童相談所によると、2013年、長女とみられる女性が虐待を受けているとの通報があった。
保護者らを交えて話し合い、14年1月には解決していた。近年は虐待に関する通報や相談はなかった。