神戸市は、広場における基本的な機能配置や、駅前空間の再整備の方向性を示す「神戸駅前広場再整備基本計画(素案)」を公表した。概ね2030年以降の姿を想定した計画としており、神戸駅舎は現状を前提に、高質で風格のある景観整備を目指す。

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神戸駅周辺は神戸の都心の一角をなすエリアであり、湊川神社や中央図書館などの文化観光施設、元町や新開地などの商業施設が立地するにも関わらず、神戸の中心地としての活気やにぎわいがないことを課題とする。この課題を解決し、神戸駅周辺を活性化させるために、神戸駅前広場を再整備する。

概ね2030年以降の姿を想定した計画で、再整備の範囲はJR神戸駅前広場。神戸駅舎は現状を前提としている。駅前広場を人が主役の空間に再編するとともに、必要に応じて整備対象区域外においても適宜整備を行なう。

再整備のコンセプトは「駅前広場がつなぐ、人とまち。〜神戸“湊”劇場〜」。目指すべき方向性として、「高質で風格のある景観整備」、「スムーズかつ安全・安心な交通機能整備」、「周辺地区への回遊拠点としての整備」、「“人”中心の広場の管理運営」の4つを挙げている。

再整備の検討にあたって2020年10月から11月にかけて市民アンケートを実施。交通量調査などの結果を踏まえて、神戸駅前広場に必要な役割や機能について整理した上で計画を検討した。神戸駅前広場の再整備により、周辺エリアへの波及効果が生まれ、地域全体の価値・魅力向上、活性化につながるとしている。

神戸市では、神戸駅前広場再整備基本計画(素案)についての市民の意見を、7月1日から8月1日の期間募集している。意見の提出は、郵送、ファクス、電子メール、神戸市建設局駅前魅力創造課への持参、神戸市ホームページ(意見募集)上の意見送信フォームにて受け付けている。

なお、神戸駅は1874年に、国内2番目の鉄道である大阪駅〜神戸駅間の路線の終着駅として開業した。現在の駅舎は、1930年開業の三代目駅舎。

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6/11(金) 13:26
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