橋下氏は「なぜコロナ対応に追われて他の仕事が回らなくなってしまっているかというと、仕事を全部抱え込んでしまっているからだ。エネルギーから外交から保育所の問題から、全てが菅さんにいってしまっている。だからこそ地方分権が必要だ。政府はやるべき仕事に集中して、その他はできる限り地方に任せる。そうしないから、総理が号令をかけない限り動かない社会になっている。こういう国は本当に不幸だ。

 そして、海外がものすごい成長をしているときに、成長を目指さないという思想の人たちが出てきているでしょう?爆発的にヒットしている『人新世の「資本論」』(斎藤幸平著)を読んだけど、コモンだとか何とか言っていて、だからそれどうすんの?と思った。やっぱり成長を放棄した段階で国は衰退すると思うし、成長するために官僚じゃできないことを政治の力で押し切るというのが『骨太の方針』なのに。中小企業に対して色んな支援金を出してるけど、ダメなところは引き上げて、伸びるところにだけ融資し、でも金利はしっかり取る、ということにしないと、イノベーションは起こらない。今はダメなような所にもお金をジャブジャブ使っているから。そういう話をするのが政治家なんだけど」と話していた。