https://news.yahoo.co.jp/articles/da4bcca8ef4ebe7e0c0eddb4aa3864f55ee99fdb?source=rss

そろそろ、ゴキブリの活動が活発になる時季です。ウェザーニュースでは定期的に「今年、家でゴキブリを見ましたか?」というアンケート調査を行っています。今年の3月18〜19日と、6月6〜7日に行った調査結果を比べると、見た人の割合がほとんどのエリアで2〜3倍に増えていました。

気温が高い西日本からゴキブリがどんどん活発になっています。そこで、ゴキブリにまつわる素朴な疑問を害虫退治のプロに訊いてみました。ゴキブリ対策に落とし穴があるのでしょうか?

餌を感知できるのは50cm〜2mまで?
最近、ゴキブリについてのぞっとする噂を耳にしました。「駆除のために毒餌剤を設置すると、かえってゴキブリを家におびき寄せてしまう」というものです。

「確かに、毒餌剤にはゴキブリの好みを追求して作った誘引剤が配合されていて、ゴキブリをよく引き寄せます。また、一般家庭に出ることの多いクロゴキブリは半屋外性で、家の中と外を行き来します。しかし、毒餌剤で家にゴキブリがおびき寄せられるというのは、ゴキブリについて少し誤解があるようです。

実は、ゴキブリは餌を見つける能力がそれほど高くありません。見つけられるのは、自分からせいぜい50cm〜2mくらいまで。家の外から餌を感知して侵入することはないでしょう」(アース製薬研究部・有吉立さん)

なるほど、これで安心してホウ酸団子などの毒餌剤を使うことができそうです。ところが、有吉さんは「せっかくの対策が十分効果を発揮していない可能性がある」と続けます。対策グッズは、ゴキブリの生態に合わせて使う必要があるといいます。

駆除効果を上げるポイントは
毒餌剤やホウ酸団子の正しい使い方を教えていただきましょう。

「毒餌剤は、ゴキブリの死骸を見ずにすみ、巣ごと駆除できる優れた方法です。食べてもすぐに死ぬものではなく、ほとんどのゴキブリが巣や物陰に移動して死にます。さらに、毒餌剤を食べたゴキブリの吐しゃ物や死がいをその仲間が食べることによって、付近にいる他のゴキブリも駆除できます」(有吉さん)

気をつけたいのが、設置する場所と数だといいます。

「餌を感知する能力が高くないゴキブリでも、見つけられるようにしなくてはなりません。

適しているのは、ゴキブリが寄り付きそうな場所です。冷蔵庫の下やシンク下、食器棚の引き出しなど、キッチン周りは多めに設置します。洗濯機の側など水周り、移動経路になる壁、集まりやすい部屋の隅や狭い隙間などに置くのもよいでしょう。

毒餌剤の数もポイントです。使用上の注意には、『10m2あたり2〜4個』などとありますが、接触率を高めるため多く設置する必要があるのです」(有吉さん)

家の外から侵入してくるゴキブリ対策として、家の外に設置するのも有効だといいます。

つづきはソースにて