自民党員になることを条件に融資の「口添え」をすると説明された会合に同党衆院議員が出席していた問題で、
二階俊博幹事長は15日の記者会見で、党員募集の手法としての妥当性について、「それは常識の問題。ここで回答するには及ばない」と明言を避けた。

 会合に出席していたのは比例北関東ブロック選出の佐藤明男氏(69)。二階氏は会見で佐藤氏を注意するかについても問われたが、
「常識の問題だから、しかるべく」と述べるにとどまった。

 会合は昨年12月と今年3月、コンサルタント会社が主催して開かれた。同社代表は会合で100%政府出資の金融機関の名を挙げ、
自民党に入党すれば議員側の「口添え」があると参加者に説明。「お金(党費)はかからない」とも話していた。
佐藤氏も会合に出席し「皆さんの力になれるよう、国の力で一生懸命やらせていただく」などと発言した。

https://mainichi.jp/articles/20210615/k00/00m/040/083000c