新型コロナ、2019年12月に米国で感染拡大
http://japanese.china.org.cn/life/2021-06/16/content_77571031.htm

 米国の最新の研究によると、米国各地で採取された血液検体の中から新型コロナウイルスの抗体が検出された。これは新型コロナウイルスの感染が2019年12月に、米国本土でゆるやかに拡大していたことを証明した。米メディアが現地時間15日に伝えた。
 
 アメリカ国立衛生研究所(NIH)の研究において、研究者は2020年の年初に米国各地で2万4000件の血液検体を採取した。検査結果によると、少なくとも9人の検体から新型コロナウイルスの抗体が検出された。うち最も早いものは1月7日にイリノイ州で採取された検体で、その後、マサチューセッツ州で1月8日に、ウィスコンシン州で2月3日に、ペンシルバニア州で2月15日に、ミシシッピ州で3月6日に採取された検体からも検出された。
 
 新型コロナウイルスに感染してから抗体ができるまでおよそ2週間かかる。そのためNIHの研究は、米国で本格的な感染拡大が発生する(2020年より)前、2019年12月に米国本土でゆるやかに感染拡大していたことを証明した。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2021年6月16日