(CNN) 米国でこのほど、全身の毛が伸び放題となった野良犬が保護される出来事があった。連絡を受けた保護施設の職員がバリカンで毛をカットしたところ、毛の下から現れたのは11歳のシーズー犬だった。

発見者らは一体何の動物なのかと足を止めたものの、自分たちでは判別できず、ミズーリ州カンザスシティーの動物保護施設「KCペットプロジェクト」に連絡した。

同施設が調べたところ、毛の下にいるのは11歳のシーズー犬と判明。体重は約9キロで、ほとんど歩けない状態だった。

その後2時間をかけ、獣医師2人が鎮静剤を投与された犬の毛をバリカンでカットした。刈り取った毛の重さは約3キロに達した。

職員は毛がすっきりとなった犬をサイモンと命名し、カットの前後を比較する写真と動画を投稿した。

するとサイモンはインターネット上でスターに。「これまで見た中で最高の1匹」という声も上がっている。

サイモンは雑木林の近くで見つかった。飼い主の元から逃げたのか、捨てられてひとりで暮らしていたのかは分かっていない。肌の状態は良好だが、歯科手術が必要だという。

保護施設にはサイモンを引き取りたいという希望が多く寄せられている。

https://media.tag24.de/951x634/h/w/hwjn7cqs3ic0ni4f3s52fkopkug1udzj.jpg

2021.06.18 Fri posted at 17:00 JST
https://www.cnn.co.jp/fringe/35172595.html