名古屋大学の研究者による最近の研究では、尿中のマイクロRNAが脳腫瘍を診断するための有望なバイオマーカーである可能性があることが明らかになりました。
彼らの調査結果は、定期的な尿検査が脳腫瘍の早期発見と治療に役立ち、患者の生存率の向上につながる可能性があることを示しています。

脳腫瘍の早期診断はしばしば困難です。
これは、ほとんどの人が手足の不動や発話不能などの神経学的欠損の発症後にのみ脳CTまたはMRIスキャンを受けるためです。脳腫瘍がCTまたはMRIで検出されると、多くの場合、脳腫瘍はすでに大きくなりすぎて完全に除去できず、患者の生存率が低下する可能性があります。この観点から、脳腫瘍の早期発見の正確で、簡単で、安価な方法が強く望まれています。

癌性腫瘍の診断バイオマーカーとして、マイクロRNA(核酸の小さな分子)が最近かなりの注目を集めています。マイクロRNAはさまざまな細胞から分泌され、血液や尿などの体液中の細胞外小胞内に安定した損傷のない状態で存在します。

名古屋大学の研究者たちは、脳腫瘍のバイオマーカーとして尿中のマイクロRNAに焦点を当てました。

「尿は人体に負担をかけずに簡単に採取できます」と、名古屋大学のナッツ目敦至博士は述べています。

「従来の方法では、尿からマイクロRNAを種類や量の点で効率的に抽出できないため、脳腫瘍患者の尿ベースのリキッドバイオプシーは十分に調査されていませんでした。そこで、それを実行できるデバイスを開発することにしました。」

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https://www.sciencedaily.com/releases/2021/06/210617082732.htm
参考画像 イケメンすぎる夏目博士
https://profs.provost.nagoya-u.ac.jp/html/img/100002952