EUが新型コロナワクチンの供給遅れを理由にイギリスの製薬大手アストラゼネカを訴えた裁判で、ベルギーの裁判所は、9月までに8020万回分のワクチンを供給するよう命じました。

EUは今年4月、アストラゼネカが「契約通りにワクチンを供給していない」として提訴していましたが、ベルギー・ブリュッセルの第一審裁判所は18日、
アストラゼネカに対し9月27日までに累計で8020万回分のワクチンを供給するよう命じました。遅延した場合は1回分につき10ユーロの罰金を科すとしています。

EUのフォンデアライエン委員長は「主張が認められた」と評価しましたが、EUが求めていた供給量を大きく下回る判断となり、アストラゼネカ側も「供給は6月末までに8020万回分を大幅に超える」と歓迎しています。


6月19日 6時51分
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4295601.html