2021/6/21
 橋本会長も太鼓判 選手村の居室を初公開 1人なら「飲酒も可能」
 東京五輪・パラリンピック組織委員会は20日、各国・地域の選手団の生活拠点となる東京・晴海の選手村を報道陣に公開し、21棟ある居住棟の
 内部や新型コロナウイルス禍で新たに設置された発熱外来などが初公開されたが、選手として夏冬計7度の五輪に出場した組織委会長橋本聖子は
「選手がくつろげる、過去最高の選手村だ」とあいさつ。村長を務める日本サッカー協会元会長の川淵三郎氏は「英気を養える、記憶に残る選手
 村にしたい」と力を込めたが、選手村は最大1万8千人が宿泊可能で、五輪は7月13日、パラは8月17日に開村し、選手を迎えるとの事。
 公開された東京・晴海の選手村は、新型コロナウイルス対策が随所に施され、1日最大4万5千食が提供されるメインダイニングホールの座席数は、
 延期前の3分の2となる約3千席に。1席ずつ飛沫防止用のアクリル板で囲み、食事は調理側が取り分けた料理を選手がピックアップする方式に変更
 され、メインダイニングホールと各居住棟の1階には案内モニターが設置され、食堂やフィットネスセンターなどの混雑状況が2分おきに更新され、
 選手用アプリでも確認可能で、コロナ対策として新たに設置された発熱外来は、診察室2室とPCR検査などの結果を待つ個室型の待機室10室を用意
 し、日中は医師や看護師ら約100人の医療スタッフが活動するとの事。
 同日開かれた会見で、担当者は選手村内の飲酒について、外部からの持ち込みは可能としつつ、基本的に居室などで1人で飲む場合のみ可能との
 認識を示し、酒類のケータリングサービスについては検討中との事。
※橋本聖子が過去最高の選手村と語る理由は、当初予算の4倍の過去最高額の予算を計上したオリンピックであるからであるが、JOCの経理部長は
 その事と新型コロナウィルス感染対策に失敗をしている状況でオリンピックを開催する事に罪悪感を感じて自殺をしている。

根拠となる報道:
2020/12/23
 東京五輪、予算を増額 史上最大規模に
 東京オリンピック・パラリンピックの大会組織委員会は22日、大会予算の最新版を発表し、会場での新型コロナウイルス感染拡大の防止対策に
 960億円を計上するなど、総額は大きく膨らみ、総額は昨年公表された予算から2940億円増え、1兆6440億円となり、これにより、東京大会はオ
 リンピック史上、最も経費がかかる大会となる見込み。

2019/12/4
 国のオリンピック関連支出1兆円超す 公表予算額の4倍
 会計検査院は4日、2020年東京五輪・パラリンピックの関連事業に対する国の支出が約1兆600億円に達しているとの集計結果を公表し、政府と大
 会組織委員会が国の予算額などとして公表している約2880億円以外に、約7720億円がすでに使われている計算になるが、検査院は国会からの要請
 を受け、政府が公表している大会の「取組状況報告」に記載された340事業にかかった国の費用を調査。各府省などから資料を提出させて集計し
 たところ、2018年度までに計1兆600億円余りが支出され、省庁別では、国土交通省の支出が58事業の約3264億円で最も多く、文部科学省の52事業
 約2724億円、経済産業省の32事業約2419億円との事。
 検査院は昨年10月に17年度までの国の支出をまとめており、その際の約8011億円から1年度分で約2600億円増加。
 一方、大会の運営主体となる組織委員会は、大会経費のうち国の負担分は約1500億円と公表。組織委を支援するため国が設置している内閣官房の
 大会推進本部は、それ以外に約1380億円を国の「関係予算」として公表し、これらを合計した約2880億円は支出の見込みも含まれるが、検査院が
 すでに支出したと認定した額はその4倍程度との事。
 来年の五輪・パラリンピックにかかる費用としては、こうした国の支出のほかに、東京都が約1兆4100億円、組織委が約6千億円を支出する為、会
 計検査院の検査結果を加えると3兆円を超えるとの事。