読売新聞
6/21(月) 7:00配信
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210621-OYT1T50049/

新型コロナやワクチンを巡っては、誤った情報が大量に出回っている。

SNS上では、ワクチンに遺伝物質のメッセンジャーRNA(mRNA)が使われていることを理由に、接種すれば「遺伝子を組み換えられる」という投稿が拡散。厚生労働省や専門家によると、mRNAは、細胞の核内に入り込むことはなく、遺伝情報に変化を起こすことはないという。

「自閉症の原因になる」といった情報も広がっているが、誤りだ。ユーチューブやフェイスブックも、そうした内容の投稿を削除対象としている。

「コロナは存在しない」という荒唐無稽な主張をするグループも存在するが、米疾病対策センター(CDC)が公開しているウイルスの写真を確認すれば、デマと分かる。「PCR検査は風邪も検出する。感染者数は水増しだ」との誤情報もあるが、検査は新型コロナ特有の遺伝子情報を基にしており、普通の風邪とは区別されている。

接種後、不妊になるとの情報についても河野行政・規制改革相は20日、日本テレビの番組で「デマだ」と否定している。

誤った情報
https://www.yomiuri.co.jp/pluralphoto/20210621-OYT1I50021/