21日の日経平均株価は一時1千円超下げ、終値は前週末比953円15銭安の2万8010円93銭だった。
米国の利上げが早まるとの見方から、幅広い銘柄が売られた。下げ幅は2月26日以来約4カ月ぶりの大きさで、4営業日連続の下落。

ワクチン接種の遅れなどでさえなかった日本株に、さらにブレーキがかかった。

日本株はもともと海外の株式市場と比べ、「一人負け」と言える弱い動きだった。

日経平均は4月5日に3万円台を回復後、2万9千円前後で推移。ワクチン接種の遅れが重しだった。

英オックスフォード大の研究者らによる「Our World in Data」のまとめでは、
欧米の主要国では人口の半数前後が少なくとも1回ワクチンを接種。経済活動回復の期待感から、主な株式指数も高値を更新してきた。

年初から18日までの上昇率は米ダウ工業株平均が約10%、独DAXは約13%、仏CAC40は約18%などと大きかった。

21日の日経平均の約3%、東証株価指数(TOPIX)の約6%とは対照的だ。
https://www.asahi.com/articles/ASP6P6GJCP6PULFA026.html

日本はワクチン接種率と株価が出遅れている
https://www.asahicom.jp/articles/images/hw414_AS20210621002134_comm.jpg