7月最終週までに、自治体による接種の住民分(高齢者、一般)として、累計で
約1億回分(約5000万人の2回接種分)のファイザー社のワクチンが供給される予定

(下記の「ファイザー社の新型コロナワクチンの供給の見通し」参照、ただし第9クールは
事務連絡により1万1000箱に増加、また第5クール以降は1バイアル6回接種計算)

そうすると、7月末までに住民分(高齢者、一般)の累計接種回数が
1億回に近づくまでは、ワクチンの供給量は十分であるといえる

ワクチンの接種を希望する高齢者が、その総数(約3600万人)であるという現実にはあり得ない
想定を前提にしても、その接種に必要なワクチンは、7200万回分である

したがって、高齢者への優先接種を進めていくのに必要なファイザー社の
ワクチンの供給量(配送済みの在庫分を含む)は足りているということができる

また、高齢者への優先接種と併行して、一般への接種を進めていくのに
十分な余裕(単純計算で約2800万回分)もある

なお、医療従事者分は、住民分と区別して、別にファイザー社のワクチンが供給されているほか、
国等の大規模接種及び職域接種においては、モデルナ社のワクチンが用いられるので、
その分については、自治体による接種の住民分(高齢者、一般)としての供給は不要となる

ファイザー社の新型コロナワクチンの供給の見通し(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_supply.html